不動産に関する問題

土地の名義が変わっていないとき

不動産
親から不動産を相続して,登記簿謄本を取ってみると,何と名義が祖父のままだったり,父親が土地を買った売主さんの名義のままだったりすることがあります。
祖父名義ということであれば,いとこなどからハンコを集めて回ったりすることになりますが,ハンコを押してくれない人もいるかと思います。

前の売主さん名義の場合,売主さんのハンコが,売主さんが亡くなっている場合は,その相続人のハンコが必要になります。ハンコがもらえない場合,交渉または訴訟で,登記を移すことを考えなければなりません。
弁護士に交渉を依頼した場合,弁護士が司法書士と協力して相続人の住所を調べて,多数の相手方に手紙を送るなどして交渉します。それでもダメなら訴訟ということになります。その場合,20年間不動産を占有したなどとして時効取得を主張して勝訴することを目指します。
公示送達による場合,特別代理人をつけてもらう場合,相続財産管理人をつけてもらう場合などいろいろなやり方がありますが,事例に応じて適切に申立を行い,登記名義の変更を目指します。

費用について

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