消費者問題

消費者問題は証拠をとっておくのが大事

消費者問題
「迷惑メールを興味本位で見てみたら,お金をくれるというのでつい返信し,結果的には400万円だまし取られた。」「高値で買い取るという約束を信じて社債を購入したが,買い取ってもらえない。」などの詐欺が後を絶ちません。
消費者問題は,訪問販売などをした業者のセールストークなどを証拠として残しておき,契約書類なども全て取っておけば,かなり有利になります。

しかし,そのような証拠があまり残っていない事件が大半です。認知症や高齢などの理由により,経緯もよく覚えていないし,お金を払っても領収書さえもらっていないということもあります。場合によっては,業者名すらわからないということもあります。
相手が業者で,こちらが消費者の場合,訪問販売であればクーリングオフにより対応できることが相当程度あります。しかし,業者名がわからなければ対応のしようがありませんし,書類が何も残っていない場合,いつまでクーリングオフできるかもよくわかりません。
その様な場合は,粘り強く交渉することで少しでも有利な解決を図りますが,損失を取り戻すことが難しいこともあります。まずは騙されないように日頃から自分や家族が気をつけるというのが大切だと思います。

もしものための成年後見人

ご家族が高齢で一人暮らしの場合,家族が見守ることに限度がありますので,成年後見人をつけるということも考えると良いかと思います。
成年後見人がついた状態で,上記のような取引を行っても,成年後見人はその取引を取り消して返金を求めることができるからです。

費用について

基本的な費用を掲載しております。ご参考までにご覧ください。

別途費用について知りたい方はこちらをご確認ください。